ラオス・ハーラン総合学校が完成 9校目のミダススクールとして竣工式を開催
新設教室・衛生設備・給水設備等を整備し、子どもたちの学習環境と地域の防災機能を向上

完成したハーラン総合学校(ラオス・アッタプー県サマキサイ郡)
公益財団法人ミダス財団(所在地:東京都港区、代表理事:吉村英毅、以下「ミダス財団」)は、海外での教育環境整備事業として、子どもたちの教育・生活環境の向上に資する学校等の建設を進めています。
この度、ラオス・アッタプー県サマキサイ郡に、9校目のミダススクールとなるハーラン総合学校(Midas School No.09)が完成し、2026年7月30日に竣工式を開催しました。
今回の整備では、新たな教室の建設に加えて既存校舎の改修、衛生設備や給水・電気設備の整備などを行い、子どもたちがより安全で快適な環境で学べる学校へと生まれ変わりました。
竣工式の様子
竣工式には、学校関係者や子どもたちをはじめ、サマキサイ郡、アッタプー県教育スポーツ局など地域の関係者が参加しました。式典は、子どもたちによる歓迎パフォーマンスとともにスタートしました。


学校側から建設工事の概要が報告された後、サマキサイ郡を代表してインパン・インティラット氏より、学校建設への感謝とともに、今後長期にわたり教育活動に活用できるよう、学校と地域行政が施設の維持管理に取り組んでいくことが述べられました。
ミダス財団からは、本校がラオスで3校目となるミダススクールであることや、子どもたちの学習環境改善に向けた思いをお伝えしました。また、校舎の完成後も、給食支援プログラムの実施を通じて子どもたちの栄養状態と学習意欲の向上を支えていく方針をお伝えしました。


竣工を記念し、ミダス財団から学校へ温冷水機を寄贈しました。子どもたちが毎日清潔な水を利用し、健康的に学校生活を送るための一助となることを願っています。
ハーラン総合学校について
ハーラン総合学校が位置するアッタプー県サマキサイ郡では、経済的な事情や学校までの距離などから、中学校卒業後に進学を断念する子どももいます。今回の整備は2026年3月に着工し、同年7月に完成しました。総面積は約520平方メートルです。
新設6室(教室4室・調理室1室・職員室1室)、既存教室5室の改修、4室のトイレ棟、校門・フェンス・校庭のコンクリート通路、電気・給水設備、教師・生徒用の机・椅子、駐輪場などを整備しました。


新しい教室には机、椅子、黒板などの教育設備が整備され、既存教室についても床や壁の補修・塗装に加え、照明や扇風機を設置しました。また、新たに整備したトイレ棟には手洗い場を設けるなど、学習面だけでなく衛生・生活環境の改善にも取り組んでいます。
2つの校舎をつなぐ屋根付き通路を整備したことで、強い日差しや雨の日でも、子どもたちが安全に教室間を移動できるようになりました。
教育の場から、地域全体を支える拠点へ
ハーラン総合学校は周辺の住宅地よりも地盤を高くして建設されており、大雨や洪水が発生した際には、地域住民の避難場所として活用されることも想定されています。学校が子どもたちの学びの場であるだけでなく、地域全体を支える拠点となることが期待されています。

竣工式に参加した生徒・教職員・地域関係者の皆さま
竣工式当日は、歓迎パフォーマンスや地域関係者との交流を通じて、学校が地域の新たな誇りとなっていることが感じられる一日となりました。ミダス財団では、施設の完成をゴールとするのではなく、その後の学びや生活環境の変化にも目を向けながら、継続的な支援に取り組んでいきます。
次の教育環境整備に向けた現地調査も実施
今回のラオス訪問では、ハーラン総合学校の竣工式に先立ち、チャンパーサック県スクマ郡のノンファンウォン小学校も訪問し、今後の支援可能性を検討するための現地調査を行いました。


同校では、恒久的な校舎が十分に整備されておらず、1年生から5年生の多くが、柱とトタン屋根のみの仮設スペースで学んでいます。以前使用していた仮設教室は2025年に倒壊し、現在の学習スペースも地域の支援によって設けられた暫定的なものです。
また、教室不足のため複数学年による合同授業が行われているほか、雨季には学校へ続く未舗装道路が冠水・ぬかるむなど、通学や学校運営の面でもさまざまな課題があります。


一方で、限られた環境の中でも、先生方は毎日子どもたちの食事を準備し、地域の方々も学校整備への協力意向を示すなど、子どもたちの教育環境を自分たちの力で改善していこうとする姿勢が見られました。
今後に向けて
ミダス財団では、現地の声や実際の教育環境を丁寧に確認しながら、子どもたちが安心して学び、自らの未来の選択肢を広げられる環境づくりに取り組んでまいります。学校建設に加え、給食、衛生、水、学習環境など、地域ごとの課題に応じた支援を組み合わせ、教育へのアクセスと質の双方の向上を目指します。

新しい校舎の前で交流する子どもたち
ミダス財団について
ミダス財団は、世界中の人々が人生の選択を自ら決定できる社会を目指し、社会貢献事業を行う公益財団法人です。株式会社ミダスキャピタルおよびミダス企業群等からの寄付金を財源として本質的かつサステイナブルな社会貢献事業を行い、世界中の根本課題を解決していきます。
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