ミダス財団では、2024年より子どもの福祉に資する国内での活動として特別養子縁組事業を開始しました。社会課題が数多溢れる中で、財団が最も深くコミットすることができ、社会に最も大きなインパクトを与え得ることは、という観点から検討した上での選択でした。特定非営利活動法人ミダス&ストークサポートと連携し、当事者(実親・子ども・養親)の各課題に対するよりよい支援の提供をすすめると共に、特別養子縁組制度そのものの普及啓発にも取り組んでいます。
普及啓発
民間あっせん機関、児童相談所、省庁・自治体、研究機関等と連携し、特別養子縁組の現状について情報収集し、制度の普及啓発に向けてより重点的な取り組みが必要と考えられる領域に対するアプローチを試みています。
特別養子縁組制度で親子になったご家族のインタビュー
ミダス&ストークサポートを通して特別養子縁組制度で親子になったご家族にインタビューし、子どもを迎えた際の心境や養親としての想いを伺いました。
ミダス財団 ×ミダス&ストークサポート ×Ridilover連携動画
ミダス財団とミダス&ストークサポートが業務提携に至った背景、またその提携をサポートしたRidiloverの思いを動画にまとめました。後半では、ミダス財団事業統括の玉川絵里とRidilover代表の安部敏樹氏との対談映像も収録しています。
絵本『まってたんだよ ヒカル』出版
特別養子縁組をテーマした絵本を制作しました。家族でオープンに生い立ち(ライフストーリー)を語り合う際に活用いただくと共に、広く特別養子縁組についての認知拡大に寄与したいと考えています。
人事・総務担当者向けハンドブックの公開
労働者が特別養子縁組を事由に育児休業を取得することになった場合、勤務先の育休担当者が行うべき対応について網羅的にわかりやすくまとめたハンドブックを作成しました。
どなたでも無料でダウンロードし自由にご活用いただけます。
人事・総務担当者向け特別養子縁組対応支援ハンドブック(PDF)
民間あっせん機関との連携
2024年4月より特定非営利活動法人ミダス&ストークサポートとパートナーシップを締結し、共に事業に取り組んでいます。
財団からは、組織運営支援の他、人材育成やWebマーケティング等についてミダスキャピタル投資先各企業と連携しながらサポートを行っています。
予期せぬ妊娠で困っている女性の相談支援や養子縁組あっせん事業を充実させ、パーマネンシー(永続的な養育環境)を必要とする子どもが1人も取り残されることのない社会を構築できるよう協働していきます。
アウトプット・アウトカム
-
特別養子縁組を通じて
家族となった子どもと養親138人
-
実親・養親候補へのアウトリーチ
1,468人
-
連携パートナー数
4組