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NEWSカンボジアOkorki小学校の竣工式を開催
一般財団法人ミダス財団(所在地:東京都港区、代表:吉村英毅、以下「ミダス財団」)は、2024年8月17日、財団による海外での学校建設4校目となるカンボジアKampong Thom省Okorki小学校の建設を完了し、竣工式を迎えました。
竣工式の様子
式には、地域住民(生徒の保護者)、生徒たち、校長先生、教師、コミューン人民委員会委員長、教育局代表者、村長、僧侶が参加し、参列者の構成から、本式典が地域にとって重要な行事であることが窺えました。式典では地元の伝統的な菓子(もち米で白豆の餡を包んだものをバナナの葉でくるみ蒸した食べ物)が振る舞われ、新校舎の竣工を祝うとともに、地域の親睦を深める機会となりました。
来賓席に張られた垂れ幕
来賓一同
竣工式の様子
現地の様子と影響
式典の後、財団職員と生徒たちとの交流の時間をもちました。質問をすると、生徒たちは手を合わせて礼儀正しく応じてくれました。例えば「好きな勉強科目は何ですか?」という問いに「クメール語(国語)」、また「今欲しいものは何ですか?」との質問には「文房具と通学用のカバン」などの回答がありました。
通学は、低学年の生徒は親にバイクで送迎してもらっている場合が多く、高学年になると自転車で通学している子もいるとのこと。教室内にはクメール語の九九の表が掲示されており、学習環境が少しずつ整えられている様子が伺えました。
日中の気温は35度近くなり強い日差しが照りつけますが、教室内は明るく風通しがよく、心地よい風が窓から入ってきます。また、ソーラーパネルによって発電を行い、教室の天井に設置されたファンを稼働させることで涼を得ることができます。
生徒たちは「立派な学校ができた」と非常に喜んでおり、新しい学校はこの地域で最も立派な建物であるとのことです。周辺の民家が木造の簡素な造りであることを考慮すると、本校舎が地域にとって特別な存在であることが実感されました。
3・4年生の教室。財団メンバーの問いかけに礼儀正しく答える生徒たち
校長先生による授業風景。生徒たちは校長の語り掛けを熱心に聞きながらノートを取る
校門と校舎(写真奥)。敷地総面積は1ヘクタール
財団の役割と今後の展望
新設された学校施設は、6つの教室、2つのトイレ、給水システム1基、そして太陽光発電システムを備え、周辺地域においてひときわ充実した設備を備えた建物となっています。校舎と財団職員が地域の方々に温かく迎えられたことは大変喜ばしく、この視察を通じて活動の意義を再確認することができました。
生徒たちとの写真
今回のカンボジア訪問では、支援を必要とする小学校2校も視察しました。校舎の老朽化や学校へのアクセスなどを踏まえて今後の支援を検討していきます。
財団は、現地の子どもたちのニーズに応えるべく、支援を継続して実施します。さらに、カンボジア以外の国々での支援活動も継続・拡大を予定しています。今後も皆様に活動報告をお届けできるよう、現地との協力体制を維持・強化してまいります。
■ ミダス財団について
ミダス財団は、「2035年に100万人、2050年に1億人の人生にポジティブな影響を与える」ビジョンのもと社会貢献事業を行う財団法人です。株式会社ミダスキャピタルからの寄付金を財源として本質的・サステイナブルな社会貢献事業を行い、世界中の根本課題を解決していきます。
◆ミダス財団概要
名称:一般財団法人ミダス財団
代表:吉村英毅
設立年:2019年
Webサイト:https://midas-foundation.org/
【本件に関するお問い合わせ先】
一般財団法人ミダス財団
https://midas-foundation.org/contact